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ZhenShiの徒然日記 from Singapore

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母とプラナカンミュージアムへ

先週、日本から母が遊びに来てくれた。今回は父なしで、母一人でのシンガポールステイ。
私も昨年より、ようやくマイホームを持てたので、母も我が家に泊まれるように。念願だった母とシンガポーでミュージアムめぐり! 今日はプラナカンミュージアム。

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ミュージアムの建物はとても素敵★ 入り口の前に置いてある、親子のような銅像がかわいいモチーフになっている。「あそこに行こうよ!」という軽やかな様が出てていい。

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エントランスに入り見上げると、こんな階段に囲まれている。建物自体はとても古いそうだ。
この日は、ラッキーな事にチケットが無料の日になっていた!
そして10:30に間に合えば 日本人によるボランティアのガイドを利用する事ができるので、それに参加!

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まずはプラナカンの結婚式。この写真は、結婚式に男性が女性に用意するアクセサリー。シンガポールスタイルが左、右はペナンスタイル。どちらもゴージャス。 どれだけ裕福かということを知らしめる絶好の機会だったたという。プラナカンとは その昔、貿易で栄えたこの国で外国からきた男性とローカルの女性の結婚をいうらしく、それによって産まれた複合文化。だから外国にはマレーシアだけとは限らず、インドだったり ほかの国だったりするわけだ。おもしろい。

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解説を聞いていると、今でもペラナカンに限らず、シンガポーリアンの結婚式や考えにも根付いていると思った。もしくは、このペラナカンも中国の文化が大きく関わっているからなのか? いずれにしても 私には実は、すごく勉強になったのだった。 例えば、上の写真は 髪梳きの儀 というらしく、女性はあの丸い置物の上に座り、玄関(外)を向いて(これから家を出るから)髪ををとかす。一方、男性は家の中を向いてそれを行う。この どこを向いて はともかく、私もこの髪梳きの儀に値する事を行ったと思われる。「ははぁー、そういうことか。」とうなずく。

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髪梳きの儀の横に置いてあるこのセット。奥のかごにはいった色々なものは結婚のときもっていくもの。例えば、ものさし、はさみ、とか、、、。ものさし、は人生を慎重に計って考え進むために。はさみは 二つの刃をきれいに合すことができなければ切る事ができない、夫婦も息を合わせる事が大事、、、などなど そんな意味合いから用意されている様々な物。 「あ〜 そういうこと。」これも もらったんだよ、私。^^; 当時わけわからず、とりあえず 大事にしまっていたけど、そういうことだったのか〜。 ね、私ペラナカンではないけど こういうことやったのよ。

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これは花嫁が付き添いの子供とウエディングの衣装を着て歩いているイメージ。この、赤い傘も、今でもやるのよ〜。なんで赤い傘?と思っていたけど、昔からあったわけね。
当時の衣装は 中国の王や王妃が着ていたようなものを作って着ていたらしい。今でも、これは当時から行われていたティーセレモニーというのがあり、そのとき こんな風な服を着るのは伝統だ。
日本人解説者のおかげで、知らなかったことが今、明らかになった気がしてすっきりした。

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さて、次はプラナカンの食卓。プラナカンの食器はとてもかわいらしい。これはやはり融合文化ならではのおもしろい持ち味。ピンクやグリーンの色が特徴的。こんなにフルセットが残っているのは貴重らしくて、ガラス越しに私たちを魅了する。

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ね、かわいいでしょう?

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プラナカンの食器を購入していく日本人は多いようだが、決して、お安くないので、私もおこづかいためていつか!


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最後に、プラナカン女性(ノニャ)が着ていた衣装を。こちらは1950年前の物。上着をkebaya(
クバヤ)といい、下がサロン。クバヤも時代を追って変化していくが、この時代の物は西洋の影響をたっぷり受けたレース使いがとても素敵★


以上、プラナカンミュージアム見学より★
by yellowdahlia | 2011-11-25 18:54